ブログNo.31:2022年度補正予算で、人材開発支援助成金に、事業展開等リスキリング支援コース(仮称)が創設されました。
人材開発支援助成金とは、事業主が雇用する労働者に対して、職務に関連した専門的な知識及び技能の習得をさせるための職業訓練を、計画に沿って実施した場合に、講師謝金や受講料等の訓練経費のほか、訓練受講労働者に係る訓練期間中の賃金の一部を助成するものです。
2022年度補生予算で、人材開発支援助成金に、新たに「事業展開等リスキリング支援コース(仮称)」 を設置して、企業内における新規事業の立ち上げなどの事業展開等に伴い、事業主が新たな分野で必要となる知識や技能を習得させるための訓練を実施した場合に、下表のとおり、高率助成を行うこととなりました。
助成内容 | 助成率・助成額 注()内は中小事業主以外 | 1事業主当たりの助成限度額 | ||
OFF-JT | ||||
経費助成 | 賃金助成 | |||
事業展開等リスキリング支援コース(仮称) | 事業展開等に伴い、事業主が新たな分野で必要となる知識や技能を習得させるための訓練を実施した場合に助成 | 75(60)% | 960(480)円 /時・人 | 1億円 |
当該新設されたコースを受講した非正規雇用者を正社員化した場合には、キャリアップ助成金の上乗せ額が増額されます(9.5万円→11万円/人)。
職業能力開発責任者を選任していることや、制度導入・適用計画を作成し、被保険者に周知するとともに、都道府県労働局長に対して提出した事業主であることが、他の人材開発支援助成金と同様に、求められると考えられます。
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