ブログNo.32:2022年度補正予算で、産業雇用安定助成金に、スキルアップ支援コース(仮称)が創設されました。

産業雇用安定助成金とは、新型コロナウイルス感染症の影響で事業活動の一時的な縮小を余儀なくされた事業主が、在籍型出向により労働者の雇用を維持する場合に、出向元・出向先の双方の事業主に対して助成を行うものです。

今回の補正予算で、この助成金を活用した、在籍型出向によるリスキリング・賃金アップを行う、「スキルアップ支援コース(仮称)」が創設されました。

これは、労働者のスキルアップを在籍型出向(1ヶ月~2年)により行うとともに、当該出向から復帰後6カ月間の賃金を出向前と比して5%以上上昇させた事業主(出向元)に対し、当該事業主が負担した出向中の賃金の一部について、下表を上限に助成するものです。

なお、雇用維持のために在籍出向させる場合は、「雇用維持支援コース」をご活用ください。この場合、出向元事業所については、売上高又は生産量等の5%以上の低下が必要となりますが、復帰後の賃金上昇などの要件はありません。助成額も手厚くなっています。

中小企業中小企業以外
助成率2/31/2
助成額以下のいずれか低い額に助成率をかけた額
① 出向労働者の出向中の賃金のうち出向元が負担する額
② 出向労働者の出向前の賃金の1/2の額
上限額8,355円/1人1日当たり
(1事業主当たり1,000万円)
支給対象期間1か月~1年間

関連ページ:
その他助成金

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